こんにちは。税理士の田尻です。
インボイス制度導入で廃業を考える税理士たち
以前、テレビでやっていました。
「消費税のインボイス制度が導入されることで、多くの税理士が廃業を考えるようになっている。」
実際、インボイス制度導入後、廃業した業種のトップはなんと我が業界「税理士事務所」のようです。
特に高齢の税理士にとって、インボイス制度の導入は大きな負担となっています。
税理士の平均年齢は60歳を超えており、多くの税理士が新しい制度に対応するための時間や労力を割くことが難しい状況です。
ある先生は、「インボイス制度の導入により、事務作業が増え、顧客対応に追われる日々が続いています。これ以上の負担を抱えるのは難しい」とおっしゃっていました。
また、インボイス制度は税理士事務所の経営にも影響を及ぼしています。
新しい制度に対応するためのシステム導入やスタッフの教育にはコストがかかります。
これにより、特に小規模な税理士事務所では経営が厳しくなり、廃業を選択するケースが増えています。
実際、2023年の廃業数の増加率が最も高かった業種は税理士事務所であり、競争激化や顧問料の低下も影響しているとされています。
さらに、インボイス制度は顧客との関係にも影響を与えています。
多くの顧客がインボイス制度に対応するためのサポートを求めており、税理士にはその対応が求められます。
しかし、これに対応するためのリソースが不足している事務所では、顧客満足度が低下し、顧客離れが進む可能性があります。
「顧客からの問い合わせが増え、対応に追われる日々が続いています。これ以上の負担を抱えるのは難しい。。。」
・・・私にとっては、税理士先生の先輩方が引退なさるのはビジネスチャンスではあります。
でもね。なんだかなーこの制度。
もっと違う事で十分対応できたのではないの?と、いつも思います。
・・・はぁ。(ため息)
2024.10.04