コラム・役立つ情報

なぜ帳簿をつけないといけないの?

こんにちは。税理士の田尻です。

 

 

なぜ帳簿をつけないといけないのでしょうか?

 

実はとてもメリットがあるのです!

 

「帳簿つけなきゃダメなんですか?収入も少ないし、つけなくても大体頭の中に入っています。」

 

個人事業を始められたばかりの方、こんな風に思ったことありませんか?

 

帳簿をつけることへのメリット

 

① 税金が安くなるかもしれない。

 

帳簿をつけて、その記入の基となる領収書などを保管しておけば、経費として認められるものがたくさんあるのです。

 例えば、仕事で使うパソコンや、大切なお客様との飲み会代だって、経費になります。経費が多ければ当然儲けは減ります(というか本来経費なのですから、その金額が実情でしょう)。税金は儲けに対してかかりますから、結果減ります。

 

 

② 自分の事業が良くなる。

  

帳簿を見れば、自分がどれくらい稼いで、どこにお金を使っているのかが一目瞭然です。

「見える化」って非常に大切。先月どれくらい頑張ったか?昨日は?去年のこの時期と今年と比べて売り上げはどれくらい伸びているか?などすぐにわかります。

これが一番大切です。

メジャーリーグの大谷選手もベンチでタブレットで自身の状態や相手の情報などを分析しているでしょう?

どこをどう改善すればもっと良いパフォーマンスができるかを。

「見える化」最重要です。

 

③ 銀行からお金が借りやすくなる!

 

 

これも「見える化」のおかげ。

銀行からお金を借りるとき、必ず事業の収支を聞きます。そりゃそうです。

返ってこない可能性が高い人に誰もお金は貸しません。

そこで、帳簿があれば、あなたの事業が安定していることを証明できます。

これから伸びることを主張するにしても、具体的な数字を見せ、予想売上金額などをプレゼンできます。

お金を借りるときにも帳簿はとても大切なのです。

 

③ 税務調査でも安心!

 

 

税務署から突然調査が来ることもあります。 そんな時、普段から帳簿や領収書などの保管がしっかりしていれば、何も心配はいりません。

税務調査官は店や家の雰囲気・状態をみたり、帳簿記入の状況をみたりして、しっかり帳面をつけているかどうかはすぐわかります。

 

 

まとめ

 

 

帳簿をつけること、最初は本当に大変です。専門用語も多いし、「こんなこと、税理士に聞いたら怒られるかも。。。」などと考えてしまう事もあると思います。

 

 

でも、慣れてしまえば意外と簡単。しかも、個人事業主の方や、ひとり社長の方などは、帳簿の感覚は本当に大切。事業の発展には欠かせない知識だと思います。 

 

 

たじり税務会計事務所では、もちろん記帳を丸投げしても大丈夫です。

でも、経営の感覚を身につけてもらえるような工夫をして、お客様と一緒に成長していけるような環境を醸成していきたいと思います。

 

 

 

それがお客様の事業の発展に直結すると信じています。

 

2024.09.17

税理士 田尻 永介(たじり えいすけ)
税理士
田尻 永介
Tajiri Eisuke

お客様に「ありがとう」と言ってもらえること。
それが私のモチベーションです。

29年間の国税局・税務署の勤務では、前半の約15年はおもに税務調査を、後半の14年はおもに提出のあった申告書の審査業務や、開業をされたお客様へ記帳に関する説明会を企画し、講師として様々な業種の方との交流をもつ業務を行いました。
そこで感じたことは、①さまざまな節税の特典があるのに、知らない方がほとんどであること。②開業したてこそ節税のチャンスなのに知らないためにそのチャンスを逃してしまう方の多いこと。③税理士を利用することに躊躇してしまう人がほとんどであるということでした。
国税という職場にいることの限界を感じていました。やはり、国税調査官というと「怖い」、「何をするかわからない」、「人の財産を取ってそんなに楽しいの?」といった負のイメージがあり、私も在職中は有形・無形のご批判を受け、いわゆる「Win-Lose」の関係に悩むこともありました。
そして税理士として開業し、一番嬉しかったことは、お客様に言ってもらえる「ありがとう」という言葉をいただけたことでした。「Win-Win」の関係がビジネスの基本ですが、その嬉しさ、ありがたさを人生の後半にさしかかっていますが、初めて実感しています。「ありがとう」の言葉は尊い。大切な言葉です。
私は、どんな些細な事であってもお客様のことを第一に考え、迅速かつ丁寧な仕事をこころがけ、これからもお客様に「ありがとう」と言ってもらえるよう、日々精進していきます。

経歴
1994.03.31 神戸大学経営学部商学科 卒業
1994.04.01 大手鉄鋼メーカーの経理室で原価計算を担当
1995.01.17 阪神・淡路大震災 神戸市で被災(人生観が変わりました)
1995.10.01 大手鉄鋼メーカーを退社し、国税専門官採用試験合格
1996.04.01 名古屋国税局 配属 同年6月 静岡県三島税務署 配属
2000.07.10 名古屋国税局 情報処理部門 システムエンジニアとして所得税・相続税等の「税務調査支援システム」を開発
2004.07.10 大阪国税局 配属
その後、姫路・加古川・西宮・相生・芦屋など兵庫県の各税務署に勤務
2024.05.31 国税調査官を退官
2024.09.01 税理士として独立開業 姫路にて事務所を開設
2025.04.01 神戸市灘区に事務所を移転 現在にいたる
所属
  • 近畿税理士会 灘支部 登録番号:154453

  • マネーフォワードクラウド公認メンバー税理士

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