こんにちは。税理士の田尻です。
私が大学に在学中、バブルがはじけました。
就職氷河期となり、企業ではリストラがすすめられました。
就職ができない若者、職を失った人が街中にあふれ、毎日ニュースとなりました。
疲れてしまって家にこもってしまう友人もたくさんいました。
今思えば日本が現在経済力を急激に落としている元凶は90年代初頭からすでに始まっていたように思います。
あの頃の企業
人件費を削減さえすれば。。。
コストカットはまず人件費から。。
でしたよね。
企業はひとまず利益は確保できるでしょうが。。。
現在 : 人がいない 集まらない 育たない
そりゃそうです。今、若手を育てるべき年代の採用を少なくした訳ですから。
その世代、つまり40代から50代中盤の私の世代、会社では経営の中枢に参画している世代です。
日本の経済力を低下させている世代として申し訳ない気持ちはあります。
でも、私ら世代は本当に大変だったのです。何かと批判される世代ですが、少しは世間に同情してもらいたいものです。
その頃から私は、『手に職』を持っておかないと、いずれリストラされる。もう会社は守ってくれない。と思っていました。
とにかく何か専門的な資格が欲しいと考えていました。
転職を考えながらも、行動にうつすことに躊躇していたその時、阪神・淡路大震災がおこり、一人暮らしをしていた神戸市中央区で被災しました。
この経験が私の人生観を決定的に変えました。
手に職をつけたい!
独立開業したい!
失われた30年。・・・税務署に就職させてもらえて本当に感謝しかありません。先輩・後輩にも恵まれました。
そしてそして。。。
ようやく目標であった独立開業を達成することができました。
目標を達成しましたが、これで「はい、おわり。」というわけにはいきません。今がスタート地点であることを肝に銘じながら。
これからやりたい事、やらなければならない事、考えると不安も募りますが。
不安よりもワクワクした感情が勝ります。
これからは自由を手にした以上に責任が増していきます。
蓄積した経験を、次の若い世代、独立開業の夢をあたためている世代へ。
自分の持っている全てを引き継いでいきたいと思います。
事務所長代理ちいかわ 所長の留守を守ります
2024.09.04